介護看護ネットワーク 20100828

 今回は、N子さん(日本で看護師、豪で介護士)のお母様が日本で訪問入浴サービスを受けられていた時のことを書いていただきました。

水不足のオーストラリアではむずかしいかもしれませんが、こういう形のサービスがあると、私たち日本人にはありがたいなと思いました。

 日本で母の介護でお世話になった訪問入浴サービスについて、私が感じたことを書いてみます。国が在宅介護を奨励して、母が住んでいた地域ではその サポートとしていろいろな訪問サービスがあります。県、市町村がサービス提供者を派遣して、高齢者が出来る限り自宅で過ごせるようにしています。その中の 一つが訪問入浴です。これは自宅に3mx3mほどのスペースがあれば、ヘルパー(PCA)または看護師が組み立て式の浴槽持参で訪問し、自宅にいて入浴で きるというものです。これはデイケアに通えない在宅介護の高齢者(家人の負担軽減も含む)のためのサービスです。デイケアに通える人はそこで、お風呂に入 ることもできます。私の母はお風呂が好きだったので、自分自身で入浴できなくなった後も、介助をうけ入浴。亡くなる数日前まで、年間を通じてお風呂を楽し んでいました。母の介護をしている私もいろんな施設を経験しました。施設にお願いして、母の入浴時に“娘が介助の勉強のため”として、施設の職員と共に母 の入浴介助を行いました。

 大きい施設では機械を使った入浴ができます。座った状態で入浴するものと、寝たままの状態で入浴するものとあります。小規模では介助者が数人で高齢者を抱えて、浴槽に移しお風呂に入れます。もちろん、リフトもあります。

 在宅介護では、自宅の浴室の状態が高齢者入浴に適していれば、自宅のお風呂でヘルパ-(PCA)の介助で入浴ができます。浴室また本人の身体状態 で入浴困難な時は、訪問入浴サービスを利用することができます。母は入浴により身体の清潔はもちろん、血行がよ良くなり心身ともに状態が良くなり、入浴の 恩恵を痛感しています。入浴後は、全身、そして脳の血行も良くなるので、記憶、認識、判断力が高まり、いろんなお話が出来ました。入浴するたびに脳の刺激 が高まり認識するので、「お風呂は気持ちいいわね」と母は毎回言い、週に2回だったのに、毎日お風呂に入っていると思っているようでした。また入浴介助者 を気遣う言葉を言うようになり、介助者をはじめ、子供である私にとっても嬉しく、母の喜ぶ顔を見ると介護をしていてよかったと思いました。こちらの、ナー シングホームはシャワーはお部屋に必ず付いていますが、浴槽はなく、ある施設では、居住者から入浴したいと聞いたことがないとの事。これには、いろいろな 理由があるのでしょうが、お風呂文化の日本人にはさびしいものがあります。お風呂に入って喜ぶ母の顔を思うと、入浴サービスがこちらでも将来実現したら、 老後の生活の質の向上につながり、元気で長生きできるのではないかと思います。

 介護・看護士、理学療法士など、高齢者介護に関わっている方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。リスト作成をしています。
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