毎年、たくさんの人が神輿の担ぎ手募集に努めてくれているが、今年ほど集めるのに苦労した年はなかったような気がする。
しかし、最終的には何とか最低目標の20人以上の参加があり良かったと思う。
聞くところによると、今年は当初の市役所との連絡がスムーズでなく、フロートの手配をしてもらえず、太鼓は不参加と聞いていたが、最終的には歩いて敲くことで落ち着いたようだ。またJCVに与えられた人数枠も20人だったり37人だったりハッキリしていなかったようだ。
太鼓については今までどおり「りんどう」の坂本さんに一任しておけば、問題ないと思うけど、神輿については今年に限らず、毎年、担ぎ手が大きな問 題になっている。ジャパンフェスティバルほどでなくても準備委員会を作って主催者側と責任をもって連絡を取る必要があるのではないだろうか。募集に当って は計画を立てて早めに準備にあたらないと、いろいろ大変だと思う。今回、私も担ぎ手集めを頼まれ、走り回ったがパレードの一ヶ月前だったので、殆ど集める ことができなかった。ムーンバパレードの存在、そして、そのパレードにJCVが神輿担ぎで参加していることを知らない日本人の人もたくさんいると思う。今 年、私が頼んだ人の返事は当日予定が入って参加できないと言う内容が一番多かった。前もって知っていたら、参加したいと言う人もいると思うので、以前、ビ クトリア州の田舎で生活している若者や学生が参加してくれたこともあり、市内の語学学校で勉強している学生やワーホリもたくさんいるはずなので、伝言ネッ トや日豪プレスはもちろんのこと、SBSや3ZZZほか、あらゆる情報メディア機関を利用し、早めに一般募集をして行けば、もう少し、楽に担ぎ手も集めら れるのではないだろうか。
人数の集計から募集まで中心に動いてくれた伊藤玲子さん、担ぎ手担当の斉藤幸子さん、そして、何と言っても自身を含め8人もの人を集めてくれたハ イド理子さん、それから毎回おいしいパンを用意してくれている中川さん、本当にお世話になりました。担ぎ手以外の人も含め17人のJCV会員の参加があ り、JCVの行事に会員が中心に頑張ってもらえたことはうれしい。
当日は気温が39℃まで上がる猛暑の中、いつもの年よりスタートも遅れ、また、思ったより練り歩いた距離もあって、参加した人は全員クタクタ、フィニッシュまで遠く感じたのではないだろうか。それでも、いい汗をかいてくれたと信じている。
今年は今までの担ぎ棒が傷んだため、市役所から予算をもらって新しく作り変えたので、少し重くなり神輿とのつり合いも良くなったと自負している が、担ぎ心地はいかがだっただろうか。それから、神輿自体の飾りや鈴がいくつかなくなっていたので、その修理と昨年の「WA SHOIわっしょい」のプラカードに加え、次男の翼に手伝ってもらい、「纏」のまねごとも作ってみたので、少しは祭りに花が添えられた気がする。新調に なった担ぎ棒が一年に一度、たくさんの人に担いでもらうのを楽しみにしているので、来年、また、大勢の人にいい汗をかいてもらいたいものである。最後に担 ぎ手募集のことばかりでパレードの様子を書くスペースがなくなってしまったが、今年も祭りの大好きな自分としたら、大勢の見物人の前を鉢巻と半纏姿で休ま ず笛を吹き、神輿をリードすることができて超幸せだった。パレードに参加した関係者のみなさん、本当にお疲れさんでした。
祭り歴55年 自称お祭り大好き人間 永嶋 実
3月10日(月)ムーンバフェスティバル最終日を飾るパレードに、日本を代表して今年もヴィクトリア日本クラブが参加、上は62歳から下は13歳までの和太鼓も含め35名の善男善女が、神輿を担いでスワンストン通りを練り歩きました。
当日は30℃を越す暑い日でしたが、皆元気にさわやかな汗を流し、「ワッショイ!ワッショイ!!」と大きな声を張り上げ、祭り気分も一段と盛り上がったのではないかと思います。
毎年、お神輿の指導をして下さる永嶋さんはじめ、お神輿を担いで下さった皆様、どうもありがとうございました。
JCV役員一同