メルボルン日本人コミュニティ合同震災募金活動
第1回・2回街頭募金報告
3月21日(月)に、日本人会/日本商工会議所/豪日協会共同事務所に、日本人会、日本商工会議所、豪日協会、総領事館、ホープコネクション、伝 言ネットの代表が集まり、「メルボルン日本人コミュニティ合同震災募金活動」を立ち上げた。
東日本大震災の被災者支援から、日本復興支援までを視野に入れ た、息の長い活動である。
活動の第一弾として、メルボルン市内で被災者支援のための街頭募金を行うことを決め、2回行った。 集まった義援金は、全額、総領事館が特別に開設した銀行口座を通じて日本赤十字社に送られた。
第1回街頭募金 3月27日(日) 9:00 – 16:00
F1グランプリの日、急に秋冷を感じさせる日だった。140名を超えるボランティアが、スペンサー通り(フリンダース通り、コリンズ通り、バーク通りの 角)、メルボルン・セントラル(スワンストン通りとラトローブ通りの角)、クイーン・ビクトリア・マーケット(マーケット内とマーケット周辺の角)バーク 通りモールの4区域に立って、募金を呼びかけた。
道行く人たちは非常に協力的だった。硬貨の詰まった募金缶は持っていられないぐらい重かった。
ボランティアの募集受付・振分事務はJCVが中心になって行ったので、会長デービス啓子がほかの主催団体、協力団体に感謝メールを送った。その中で、 「メルボルン日本人コミュニティがいっしょに何かをしたのはこれが初めてですよ」と言ったことに注目!画期的な出来事であった。
メールで寄せられたボランティアの感想
■ サザンクロス駅前で募金に参加しましたが、F1の会場に急ぐ方が多い中で、多くの方が立ち止まって募金してくださったことに感動致しました。(TA)
■ 多くの若い方が寄付してくださったように感じました、これからのオーストラリア頼もしい、ありがとう!!!(EE)
■ 沢山の方が立ち止まって募金してくださった事に深く心を打たれ、重い募金箱を持っている事など苦にもなりませんでしたが、昨日今日と腕の筋肉痛に苦しんでいる次第です、、、、
でもこの痛みを感じる度に心優しいメルボルンの方々を思い出します。生まれて初めての「嬉しい痛み」ですね。(OS)
■ たくさんの募金を頂き、改めてメルボルンに住む方たちの温かみを知りました。
■ 一刻も早く日本が復興されるよう、今後とも精一杯お手伝いさせていただきたいと思います。(EH)
■ 私はビクトリアマーケットに立ちましたが、お店の方も寄付をして下さり、「ここは日曜より土曜の方がもっと人出が多いよ。土曜日にやれば良いのに」と、アドバイスを下さいました。
通行人の中には、「日本は金持ちの国なのに、どうして寄付が必要なのか?日本はクイーンズランドの洪水の時に寄付したか?」と聞かれ、「幾らしたのか?」 と金額まで聞かれて返答に困りましたが、殆どの方はとても温かく、$50札等を入れて下さるOZの方もいらっしゃって元気づけられました。(AK)
■ 素通りしてもまた戻ってきて募金してくださった方々、NZで災害に遭われた方々、日本に留学に行って美しい日本が心に焼きついていると言ってくれた可 愛いオージーガール、「アデレードでも募金したよ」と言って下さった方、お金持ち風の方より10代後半から20代の若者がジーンズのポケットから笑顔でコ インを入れてくれたことがとても印象的でした。軽かった募金の缶がずっしりと重くなり、その重みは、みなさんの暖かいお気持ちの嬉しい重みで感激しまし た。(YT)
第2回街頭募金 4月10日(日) 10:00 – 16:00
日本人会事務局がボランティアの募集受付・振分事務を担当し、当日の本部も日本人会事務所に置かれた。前回を大きく上回り180名を超えるボランティア が、スペンサー通り、メルボルン・セントラル、クイーン・ビクトリア・マーケット、GPOの交差点とバーク通りモールの4区域に立って、募金を呼びかけ た。
本多洸 記
JCV会員、メルボルン在住の日本人の方 皆様へ
おかげさまで、
第1回 3月27日 $23,518.95 (すでに送付済み)
第2回 4月10日 $24,789.85
合計 $48,308.80
日本赤十字社に、メルボルン総領事館を通して、送られます。送金全額日本に送られます。送金料全て経費は総領事館が持つそうです。
皆様の一人一人のお気持ちが入ったお金です。感謝いたします。それぞれ声をかけてボランティアとして参加してくださったお友達にもお礼を言っていただけますでしょうか?
復興までにはまだまだ、時間がかかることだと思います。被災者の方々に少しでも私たちの心が伝わる事を祈り、がんばっていただきたいと思います。ご苦労様でした。