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2008年度会長挨拶

 2007年度に引続き、今年もJCV会長に就任しましたデービス啓子です。今年で会長を就任し3年目になります。

仕事をしながらなので大変な時もありますが、一生懸命やらせて頂きます。

 今年はJCV設立25周年という大きな節目を迎え、会も1つの転機に来ているという気が致します。発足当時のJCVの役割は日本の情報を手に入れ たり、日本語で話したいといった希望を叶える事を担っていましたが、時代が変わり情報がタイムリーに得られ、日本人の人口も増えた今、新たな新しい風を JCVの体質に取り入れる時期が来たようです。これからのJCVの目標は何かという、新たな問いかけの時期に入って来ています。私は、皆が一緒になれば何 かが出来る、不可能なものでも可能になると考えています。

 今までJCVは何かをしたくても資金がなく、我々の行動を引き止めていました。やっと今年9年目のジャパンフェスティバル(ジャパンフェスティバ ル)から何とか我々の活動資金が出来てきました。そうすると、段々JCV の目標が具体化出来るようになりました。そう言った意味でジャパンフェスティバルは唯一の資金源ではありますが、かと言って、利益追求のものではありませ ん。

 2008年度は、新しい風を吹き込み、長期展望にたって、これからの1年、1年を積みあげていく精神を継続していく土台作りの年としたい、と考え ています。長期展望の構想の中には、JCV会員へのより良い還元、今後迎えるであろう日本人の為の高齢者ケア対応準備、次の世代への日本語教育の支援など JCVの中だけでなく、色々なコミュニティとの交流にも目を向けて行きたいと思っています。口で言うのは簡単ですが、これは1年2年で出来るものではな く、足元からコツコツ積み上げていかなければなりません。5年後10年後の具体的な目標を構築していかなければいけません。そのためにも資金がなければ何 も出来ません。

 現実問題としては、JCVの会員数が少ない事です。会の土台を強化して行かないと、我々がどれだけ良い事をしようと思っても今の会員数では、長期 展望を1つ1つクリアーするために、色々な政府機関に補助金を申請する時にとても弱いです。それは、会員数が多いところが優先されるからです。会員数がや はり気になります。夢は最低200家族!。そうすれば1家族が3~4人にしても700人前後の会員数になるわけです。現在ビクトリア州に永住している日本 人が約5000人位ですから、約15%位の会員を維持して行けると、コミュニティとして、土台がしっかりしていると公的には見られます。

 JCVは本当に色々なイベントに参加し、その都度、皆様のボランティアに頼っています。心から感謝申し上げます。少しずつ、新しい風を入れ、 JCVの会員の皆様が率先して共に活動出来るJCVの土台作りを今年1年頑張って行きたいと思います。又、今年1年、どうぞ宜しくお願い致します。