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2009年度会長挨拶

 会員の皆様、昨年度は大変お世話になりました。今年度もひきつづき会長をさせて頂く事になりましたデービス啓子です。就任4年目となりましたが、皆様どうぞよろしくお願い致します。

 役員をやっていると忙しくて大変な時もありますが、皆さんとの仲間意識も生まれて来て中々楽しいものです。色々な行事をやる度に問題も出てきます が、それでも皆と相談しながらやっているうちに解決して、その中で皆と分かち合える喜びを感じます。これが我々ボランティアの楽しみかなと思います。

 1982年に創立されたJCVも28年目を迎えました。JCVの会員数はここ数年あまり変らず、70家族を前後しています。これ以上会員が減って しまうと、会自体が同好会サイズのクラブになってしまうので、もっと会員が増える事を望んでいますが、趣味多様、そしてこの情報化時代の中で、どうやって 会に興味を持っていただくかという事は毎年変らない課題です。そして、目標を具体化して現時実のあるものにしていく事こそ大切だと思います。

 2008年度は三つの柱を掲げました。高齢者ケア対応準備、次の世代への日本語教育支援、そしてみんなの健康です。先ず、最初の高齢者ケア対応で すが、日本人の高齢者を考える分科会「JCV Carelink」が発足し、徐々に活発な活動を開始しはじめています。ここでは詳細は割愛しますが、こつこつ積み重ねる努力が大事で、確実に目的に向 かっております。次に、次世代への日本語教育支援ですが、今年9月に行なわれます日本語弁論大会のドアプライズをJCVから出すことになりました。日本語 を海外で培って行くのはなかなかたやすい事ではありません。時には、親の努力は何処へやら…と思ってしまう時もありますよね。近い将来、JCV会員のご家 族の中からもこの大会に出場

 され、JCVの皆で応援に行ければ楽しいだろうなと思います。

 最後に皆さんの健康です。年に1回ではありますが、毎年運動会をやっています。参加しても見ていてもとても楽しい催し物です。ここでは日本人だけ でなく、地元の皆さんも子づれで参加しています。一緒に野外でお弁当を食べるだけでも健康的です。また、同好会「遊歩の会」も実績を積んでいます。

 そして、今年2009年度は、JCV1982年設立に初めて出来た会則の中には、「クラブハウスを作る事を目標とする」とあります。今、会長就任 4年目にして、動き出す時が来たと感じています。クラブハウスの具体的な青写真は今まで一度も作られておりません。もっと具体的に時代に即した検討が出来 るのではないかと思います。財源の問題は抱えていますが、活かされた活用を年頭に、今年はこの青写真を何とか作ってみようと思います。具体的な構想ができ れば、何年にどこまでといった年度計画が出来ます。励みになります。皆さんも草案があれば是非出して頂きたいと思います。

 以前から、地域ごとの仲間つくり(足固め)も出来たらいいと言われていましたが、なかなかその機会に恵まれませんでした。これらも含め、これから JCVの中身の充実に取り組んで行きながら、さらに会員の皆さんと身近になれれば良いと願っています。 JCVはビクトリア州において、なくてはならない 日本人の為の法人団体です。ですから大事にして守っていかなければならないと私は信じています。皆様、今年一年、またよろしくお願い致します。